さあ、サイベリアンの子猫を迎えよう!!

初めて子猫を迎える日
待ちに待ったサイベリアンの子猫を迎える日!
待ちに待ちすぎて心が浮かれ放題だと思います。
しかし、いったい何をどうしてあげたら子猫にとって良いのでしょうか?
頭では理解しているようでも、実際その時になれば分からなくなるものです。
皆さんが感じている通り、子猫を迎えるという事は簡単ではありません。
今回は、子猫を迎えるにあたって、頭に入れておいて欲しいことをご紹介します。
子猫ちゃんの「始めの一歩」
迎えた子猫ちゃんは、キャリーケース等に入れて お家へ迎える事と思います。
慣れない電車や、車移動に加え、知らない人達、知らない匂い・・・
子猫は不安でいっぱいです。
お家へ着いて、キャリーケースから出る最初の一歩は、子猫にとって緊張の一瞬です。
優しく声を掛けながら、静かにキャリーケースを開けてあげましょう。
怖がらせないように、しゃがんであげて下さい。
怖がって出てこない場合は、引きずり出したりせずに、子猫が自主的に顔を出すのを待ちます。
元々好奇心が旺盛な猫ですから、大抵はそんなに待たずに出てきてくれると思います。
しかし、臆病な猫ちゃんの場合、いつまで待っても出てきてくれない場合がございます。
もしも猫ちゃんが中々出てこなかった場合は、キャリーケースから出さずに声を掛けながら優しく撫でてあげてください。
しばらく撫でていると、恐怖心が消えて、出てきてくれます。
撫でようと手を入れただけで威嚇された場合、無理やり撫でる事はやめて下さい。
威嚇されて撫でられない場合、猫の鳴き真似をしてみせます。
「あら?貴方も猫なの?」と思っているかどうかは分かりませんが、恐怖心が消える子も居ます。
それでも駄目なら、猫じゃらし等を使って好奇心をくすぐってみて下さいね。
子猫ちゃんは「探検」が大好き!!
キャリーケースから出た子猫ちゃんは、しきりに匂いを嗅ぎながら、「お家の探検」を始めます。
探検中は抱き上げて撫で回したりせずに、そっと見守ってあげて下さい。
物音一つ立てずに、息を殺す必要はありませんが、「大声」や「大きな物音」、「奇声」などは絶対やめてあげてください。
子猫は匂いを覚えながら、家の見取り図を組み立てています。予め、入ってはいけない部屋のドア等は閉めておいて下さい。
一通り家の中を歩き回った様子でしたら、優しく抱き上げてトイレに連れて行ってあげましょう。
自分のオシッコの匂いで、ココはトイレなんだと認識しやすく、トイレのしつけが楽になります。
※ブリーダーさんに匂いの付いた猫砂を分けてもらえれば、スムーズに認識してくれます。
最初は手出しは無用!子猫ちゃんをご自由に。
待ちに待った子猫ちゃんです。抱っこしたいし、撫でたいと思います。
しかし、暫くは強引に抱っこしたりするのは辞めましょう。
猫ちゃんの方から甘えて寄って来た場合は、優しく声を掛けながら撫でてあげて下さい。
抱っこを嫌がらない猫ちゃんでしたら、抱っこしてあげても大丈夫です。
猫ちゃんが遊び始めた場合は、さり気なく声を掛けながら、一緒に遊んでみます。
猫じゃらしや、ボール等で誘惑してみてください。
遊びながら、さり気なく撫でてみましょう。
大抵の猫は、大喜びで一緒に遊んでくれると思います。
ご飯の時間ですよ!
お引渡しの際に、ブリーダーさん等からご飯の時間等の説明があると思います。
「できるだけ同じ食事」を、「決められた量」与えてください。
ご飯を上げる際には、「名前を呼んで」「撫でてから」与えましょう。
机の下などから出てきてくれない猫ちゃんも、声を掛けながらご飯で誘惑してみてください。
当日は緊張して食べてくれない猫ちゃんも居ますが、しばらく置いておいても食べない場合、一旦食事は切り上げてください。
トイレはどうすればいいの?
ご飯の後にトイレをする猫ちゃんは多いです。
食事が済んだら、トイレへ連れて行ってあげましょう。
匂いも嗅がずに出てくる場合は、「トイレに用事が無い時」です。
しばらく時間をあけてから、再度連れて行ってあげてください。
匂いを嗅ぐけど出てきてしまう場合は、何度かトイレに入れてみて下さい。
それでもトイレをしない場合は、時間をあけて再度連れて行きます。
※床などを引っ掻いて、困ったように鳴いたりするのはトイレのサインです。
すばやくトイレへ連れて行ってあげましょう。
上手にトイレが出来た場合、大きな声を出して喜んだりせずに、優しく褒めて撫でてあげましょう。
トイレ中に大きな物音や大声は絶対にやめましょう。
トイレを怖がるようになると、しつけが困難になります。
済んだトイレは、猫ちゃんがトイレを出たら直ぐに掃除してあげて下さい。
トイレを覚えるまでは、定期的にトイレへ連れて行きましょう。
特に寝起きや食事の後は、トイレをする場合が多いです。
2~3回成功していれば、大抵の猫ちゃんは、トイレの場所を覚えています。
一緒に遊んであげよう!
ご飯の後に猫ちゃんが遊び始めたら、一緒に遊んであげましょう。
寝てしまうようでしたら、そのまま寝かせてあげて下さい。
驚かさないように優しく声を掛けながら寝かしつけてあげましょう。
寝るときはどうするの?
迎えた子猫ちゃんが、トイレの場所を覚えて、自分からトイレに行くようになっていれば、猫ちゃんを自由にしたまま就寝しても問題はありません。
*初日から一緒に寝てくれる猫ちゃんもいます♪
危険な物等は予め片付けておいてあげて下さい。
ケージを使う場合
就寝時はケージに入れて置く場合、予め「トイレ」と「お水」をセットしてから入れてあげてください。
寒くないように毛布などを敷いてあげましょう。
ケージをタオル等で覆ってあげると、安心してよく寝ます。
猫ちゃんを迎えて1週間くらいは、ケージを使った方が猫ちゃんも安心して眠れる場所になりますし、トイレの失敗や、思わぬ事故も防げます。
ただし、夜寝かせる時も、昼間のお留守番もケージでは、猫ちゃんにストレスが溜まってしまいます。
一日中入れたままには、しないであげて下さいね。
子猫ちゃんの環境は大丈夫!?
一日猫ちゃんの遊び方などを観察して、様々な予想していなかった場所に問題が生じると思います。
例えば
- コードをかじる子、かじらない子。
- キッチンのタオルにじゃれる子、じゃれない子等
コードを保護したり、タオルの場所を変えたり、出来るだけ早めに対処して下さい。
新しい家族の子猫ちゃんは勿論、ご家族の皆さんも快適に過ごせるように工夫しましょう。
机の下から出てこない
飼い主さんが、一生懸命遊びに誘っても、
- キャリーケースから出てきてくれない。
- やっと出てきても、机の下にもぐったまま出てこない。
こういった場合もあると思います。
机の下に居ても問題なければ、しばらく放っておいてあげてもよいでしょう。
時々覗いて、遊びに誘ってみてください。
強引に机の下から出しても、また直ぐ別の場所へ隠れてしまいます。
食事の時間になっても、出てきてくれない場合、一旦出して、食事を与えてみてください。
キャリーケースから出てきてくれない場合、1時間待っても2時間待っても、きっと出てきてはくれないと思います。
そういう場合は仕方がないので、出してしまいましょう。
机の下等に隠れて、出てきてくれない猫ちゃんは、怖いだけですので、恐怖心が薄れれば、出てくるようになります。
このような臆病な猫ちゃんには、時間を掛けて優しく接してあげて下さい。
まとめ
これを見て「子猫を迎えることが怖くなった」と思う方もいるかもしれません。
最初にお伝えした通り、子猫を迎えるのは簡単ではありません。
「大切な命を預かる」という事を念頭に入れておかなければなりません。
人間の子供と同じように。
正直、最初の方は悩まされる事が多いです。
しかし、皆さんが想像している通り、いや、それ以上に「安らぎ」や「元気」をもらう事ができます!!
家に迎えてから「ずっと怖がっている子猫ちゃん」もいます。
しかし、優しく少しずつ恐怖心をほぐしてあげれば、ずっと怖がっている事はないので、安心してくださいね。