サイベリアンにとって危険な植物とはな~に!?

◆今や常識!?サイベリアンにとって危険な植物とは
サイベリアンに有害な植物は700種もあると言われています。「有害植物・有毒植物」のうち、代表的なものを集めてみました。
これ以外にも有害・有毒な植物は多く存在するようです。
もし愛ネコが何らかの症状を見せた場合、できれば直前に食べた(かもしれない)植物も一緒に獣医師に見せてください
。診断の決め手になるかもしれません。
サイベリアンにとって危険な植物として、
- 「シクラメン」
- 「ユリ科の植物」
- 「ポインセチア」
などがあります。
それでは、上記代表的な危険な植物である3種を簡単に説明させて頂きます。
◆「シクラメン」
摂取すると「下痢」や「おう吐」などの中毒症状を引き起こします。多量に摂取すると、死に至る危険性もあるといわれています。
シクラメンと同じ「サクラソウ科」に属する植物も「同様の症状を引き起こす原因」になるため、注意が必要です。
◆「ユリ科の植物」
「ユリ」「すずらん」「チューリップ」などのユリ科の植物は、ネコにとって最も危険な植物です。
「花」や「葉」だけでなく「花粉」を少し摂取しただけでも「急性腎不全」を引き起こし、死に至ることもあるということです。
絶対に近寄らせないようにしないといけませんね。
◆「ポインセチア」
クリスマスの飾りとして使われることの多い「ポインセチア」ですが、サイベリアンにとっては危険な植物の一つでもあります。
直接命に関わることは少ないですが、葉や茎から出る成分が「下痢」「おう吐」「皮膚炎」などを引き起こしてしまいます。
サイベリアンにとってとっても危険な「観葉植物」がある!?
インテリアや空気清浄などを目的に、お部屋に観葉植物を置きたい方は多いでしょう。でも、サイベリアンを飼っている方はちょっと待ってください。サイベリアンにとって「とても危険な観葉植物」も中には存在します。
サイベリアンは本来肉食ですが、植物を食べることもあります。「ホームセンター」や「ペットショップ」ではネコ用の「ネコ草」が販売されています。
サイベリアンが「どの植物」を「どのくらい食べると危険」なのか、実のところまだあまりわかっていません。
同じ植物を食べても、なにも起きないサイベリアンもいます。しかし、少量でも中毒症状が出るサイベリアンもいます。サイベリアンによってかなり差があるのも事実です。
ネコに有害な植物は700種類以上あると言われ、よく見かけるポピュラーな観葉植物にも有害なものがたくさんあります。植物を食べることにはそう問題はありませんが、その植物に毒性があると、最悪の場合は命に危険が及ぶこともあるのです。
サイベリアンと一緒に暮らす家に「置いても良い観葉植物」・「置いてはいけない観葉植物」を調べてみました。
「ネコ草」という植物はない!
「ネコ草」と言われる植物は、実は1種類ではありません。サイベリアンは特にイネ科の植物が好物です。市販のネコ草は「燕麦(カラスムギ・オーツムギ)」がほとんどで、「大麦」や「小麦」がネコ草として売られることもあります。もちろん、どちらもサイベリアンが食べても問題ありません。
また、「雑草のネコじゃらし(エノコログサ)」や「ハルジオン」「パセリ」などもサイベリアンが好んで食べる植物なので、広い意味では「ネコ草」と言えるでしょう。
サイベリアンに安全とされている観葉植物はどれ?
サイベリアンにとって無害とされる観葉植物には次のものがあります。
- パキラ
- モンステラ
- ガジュマル
- サンセベリア
- エバーフレッシュ
- アレカヤシ
- シュロチク
- ストレリチア
このほかの観葉植物はすべて有害というわけではありません。しかし、上記の観葉植物ならとりあえずは置いておいても安心できそうです。
「どうしても観葉植物を置きたい」と思う方は
- できるだけサイベリアンに無害と言われるものを選ぶ
- サイベリアンの手の届かないところに置く
- 植物のある部屋にはサイベリアンを入れない
ぐらいは頭に入れておいたほうが良いかもしれません。
観葉植物には中毒の危険のほかにも、「イタズラをして鉢を倒してしまう」等、サイベリアンにケガをさせてしまう恐れもあります。
そういったことから、これくらいの簡単な工夫くらいはしておいた方が良いかもしれませんね。
食べてはいけない! サイベリアンにとって危険な観葉植物
中毒症状を引き起こす危険性が高い観葉植物は、主に以下です。
- ポトス
- アグラオネマ
- セローム(ヒトデカズラ)
- フィドルリーフ
- ブラッサイア属
- カラジウム
- ディフェンバキア
- ヒメカズラ
- シェフレラ属
- スパティフィラム(スパティフィルム)
アロエ科などの多肉植物はインテリアとして人気がありますが、なかには毒性が強いものがあります。毒がなくてもサボテンなどトゲがあるものは、サイベリアンがかじると口内を傷つけるので危険です。
その一口が命取り! 中毒症状が出たらすぐに病院へ
サイベリアンが観葉植物を食べてしまい中毒症状が現れたときは、できるだけ早く動物病院を受診しましょう。
万が一、毒性の強いものであっても早めの対処で助かることもあります。
主な中毒症状は食べた植物によって異なりますが、
- 下痢
- 嘔吐
- 脱水
- 痙攣
- 呼吸困難
などがあります。食べた量によっても違いがあります。
また、すぐに症状が出なくても、日常的に観葉植物をかじることによって中毒症状を引き起こすこともあります。
好奇心旺盛でいろいろなものを食べようとするサイベリアンは注意が必要です。
まとめ
人にとっては癒しの効果が高い観葉植物ですが、サイベリアンにとっては危険がたくさんといえます。
たとえ中毒症状が出なくても、サイベリアンがイタズラしてケガをしたり、観葉植物がボロボロになってしまう可能性もあります。
観葉植物を設置する際は「毒性のないものを選ぶ」のはもちろんのこと、「置き場所」もよく検討してください。
私ならサイベリアンのいる部屋には観葉植物を置きません。(笑)
観葉植物を置けないということは、少し残念かもしれません。しかし、「観葉植物を置く以上の癒し」をサイベリアンちゃんが与えてくれるはずですよ!