サイベリアンの「子猫を飼う時の心構え」とはなんぞや!!

サイベリアンの「子猫を飼うということ」を考えよう!
猫ブームとなった昨今、
- 猫を飼うと癒される
- 可愛いから家族に迎えたい 等
たくさんの人がペットとしての猫に注目しています。
- 散歩がいらない
- 手がかからない
と言われている猫は、
独身の人や高齢の人でも飼育がしやすいと飼うことに対してのハードルが低く考えられているかもしれません。
でも、猫は生きています。
単に「好きだから」というきっかけではなく、
「猫と暮らす」ことの「責任」をしっかり考えておくことが大事です。
◆癒されるから…という安易な考えはNG
スヤスヤと寝ているときは天使のような表情をする猫。
ときおり、抱っこをせがんでくるような甘える仕草も可愛らしく癒されます。
しかし、
猫の姿はそれだけではありません。
人間と同じように「食事」をしたり、
排泄したり
喜んだり
怒ったり…
いろんな表情をしながら、
一生懸命「今」を生きようと必死なのです。
そのすべてを受け入れてサポートする覚悟で、
子猫を迎えるべきです。
迎えたばかりの子猫は、
環境に慣れずに「ギャーギャー」と鳴くこともあるでしょう。
トイレを覚えられなくて、
部屋中にオシッコやウンチをもらすことも少なくありません。
また、毛を飲み込んで時々吐くのも猫にはありがちな行動です。
撫でようとしたら「シャーッ」とお怒りモードのこともあります。
猫は人間を癒すために生きている訳ではなく、
感情を持っている「ひとつの命」だということを
理解して迎えるようにしましょう。
◆最期まで面倒を見る覚悟はありますか?
猫を飼うときに必ず考えて欲しいのが、
「状況が変わっても、
最後まで一緒に居られるか?」です。
引っ越し先がペットNGだから飼うことができなくなった…
なんて理由は、人間の勝手な都合です。
特に、一人暮らしで猫を飼うときには
「自分が飼えなくなったときには引き取り手がいるか」を
きちんと考えるべきです。
もしもの場合に、
誰にも託すことができないなら、
猫との暮らしは難しいかもしれません。
◆猫との時間を確保できますか?
散歩がいらない分、
犬よりもお世話しやすいと言われている猫ですが、
コミュニケーション不足はストレスのもとです。
一人暮らしの人が飼うと、
- いつも帰宅時間が遅い
- 帰宅しても構ってあげない
という飼い方をするかもしれません。
ひとりぼっちで留守番が多い猫は、
ストレスが溜まり過ぎることもあるでしょう。
ストレスは病気の大敵で、
色々な病気を発症することもあります。
猫へのケアが十分できるか、
しっかり考えておきましょう。
◆経済的には大丈夫?
猫は体が小さいので「キャットフード代はたいしたことない」と錯覚しそうです。
でも、キャットフードにもいろいろあって安価過ぎるタイプは、
栄養不足で病気になる可能性もあるでしょう。
それに、
- 定期的な予防接種や害虫駆除
- 健康診断
- 体調を崩したときの動物病院代
は結構かかります。
消耗品の費用や病院代は個体差がありますが、
5000~10000円かかったとすると年間10万円前後はかかることになるでしょう。
そのほか、突発的にケガや病気をすれば、
- 入院や通院
- 投薬
- 治療
と費用がプラスされることも…
経済的に厳しいからと必要な治療をしないわけにはいきません。
猫を生涯守るため、
自分の経済状況をよく考えてから飼うべきでしょう。
最低限覚えておきたい「3つの鉄則」
子猫を育てる時に最低限覚えておいて欲しい事を3つご紹介します。
◆鉄則1:よく寝かせる
子猫はまだ人間でいうと赤ちゃんと同じ状態です。
人間でいう赤ちゃんの乳幼児期が、
子猫の2ヶ月から3ヶ月にあたります。
子猫は新しい環境で暮らすことになり、
色々な不安を感じてストレスを溜めています。
疲れを癒すには、
よく眠らせてあげることが一番なのです。
子猫にとって必要な睡眠時間は一日
「15時間」~「20時間」と言われています。
子猫を迎えたら安心して眠れる環境を整えてあげましょう。
◆鉄則2:遊ばせすぎない
環境にまだ子猫が慣れないのに、
「触りすぎたり」「遊ばせすぎたり」すると、
子猫が疲れてしまい、
「体調不良」になったり「元気がなくなったり」します。
子猫の頃は特に、
体力の限界が来るまでずっと遊び続けてしまう傾向にあります。
体力が落ちた状態でいると、
普段なら跳ね返せるような病気にかかってしまうことにもなりかねません。
子猫が家に来たら、
2、3日は環境に慣れさせる日を作ってあげましょう。
すぐに遊ばせることは避けて、
「ケージ」や「子猫専用の部屋」を用意して、
子猫が安心できる場所で過ごさせてあげてください。
子猫と遊ぶのは「30分以内」と決め、
時間が来たら必ず休憩させてください。
子猫が慣れてくれば、
遊ぶ時間を増やしていっても大丈夫です。
ただし、特にお子様がいるご家庭では、
必ず保護者がついている状態で一緒に遊ぶようにしましょう。
◆鉄則3:ワクチン摂取するまで、外出やシャンプーは控える
子猫は生まれて来た時に、
外の世界の病気から身を守るために母猫から免疫を受け継いでいます。
そしてその効果は、生後2〜3ヶ月を過ぎていくと次第に低下していきます。
その頃から病気に対する抵抗力をつけるために、
ワクチンの投与を始めていきます。
少なくとも2回のワクチン接種が必要と言われています。
このワクチン接種が済まないうちに外に出したり、
他の生き物と接触させたりすることは、
病原菌に近づくようなものになってしまいますので、
気を付けましょう。
また、シャンプーも控えてください。
匂いが気になったり、
体の汚れや、足の汚れがあったりする場合は、
水のいらないムースシャンプーなどを使って綺麗にし、
顔や口周りは拭き取るだけにしてあげてください。
まとめ
これを見て「子猫を迎えることが怖くなった」と
思う方もいるかもしれません。
最初にお伝えした通り、子猫を迎えるのは簡単ではありません。
「大切な命を預かる」という事を念頭に
入れておかなければなりません。
人間の子供と同じように・・・
単に「好きだから」というきっかけではなく、
「猫と暮らす」ことの「責任」をしっかり考えてお迎えしてください♪